学生支援体制

研究環境・研究施設

 

当研究科に入学する全ての学生には指導教員がつき、勉学と研究全般に渡って指導とアドバイスを行います。 充実した大学院生活を送るためには、在学中に研究する分野に造詣の深い指導教官を得ることがきわめて重 要です。そのため、当研究科では、受験生の皆さんがあらかじめ研究科スタッフとコンタクトをとり、最適 な指導教官を選択できるよう配慮しています。当研究科への受験をお考えの皆さんは、 タッフのリストなどを利用して希望分野の教員を探し、遠慮な く面会や相談を求めていただくようお願いいたします。

さらに、後期博士課程の学生には、指導教官以外に2名のアドバイザー(助言教員)がつきます。 今日の社会と経済は目まぐるしく変化しており、解答が求められる問題も既存の学問分野や専門 領域の枠を超えるものが増えています。このような状況の中、指導教官だけでなく複数の専門家からアドバ イスを受けつつ研究をすすめることは、優れた博士論文を作成する上できわめて重要だ といえます。

当研究科では、学内外の専門家を招き、定期的なセミナーや研究会を開催しています。これらのセミナーや 研究会は大学院生の皆さんにとって最新の研究に触れる機会であるだけでなく、学位取得に向けて自ら行う 研究の中間報告の場でもあります。当研究科としても、大学院生の皆さんが積極的にこれらの場を利用して 有用な助言を得、その成果の充実を図れるようバックアップしています。

研究環境・施設

 

当研究科では18室の大学院生専用の研究室を用意しています。1室の収容定員は5-8名程度ですが、各室には 1名につき1つの机が確保され、LAN接続環境も完備しています。現在のところ、希望する全ての学生がこれら のスペースを利用することができます。

大学院生研究室の多くは教員研究棟内にあるため、指導教員の密接な指導を受けながら落ち着いた環境で研究 を進めることができます。また、他の学生と日夜ともに研究に励むことができるため、大学院生コミュニティ ーの活性化にも貢献しています。

経済・商学大学としての歴史を持つ大阪市立大学は、国内でも有数規模の蔵書と研究資料を保持しています。 これらのほとんどは杉本キャンパス内の学術情報センターや旧経済研究所棟、当研究科などに配架されており、 大学院生の広範な利用を可能にしています。また、学内LANを通じた学術誌や統計資料へのオンライン・アク セスも充実しており、大学院生の皆さんが最短時間で必要な資料を入手できるよう配慮されています。

生活・財政支援

 

当研究科では、あらゆる手段を通じて大学院生の生活・財政支援を行っています。奨学金としては、日本育英 会奨学金など一般の奨学金に加え、当大学独自の給付制度である大阪市立大学一般奨学金や大学院修学援助( 若野奨学金・浦上奨学金)などがあります。また、当研究科の学生の多く(留学生を含む)には授業料免除制 度が適用されています。

さらに、博士課程に学ぶ皆さんにはティーチング・アシスタント(TA)制度も用意されています。将来大学で 教鞭を取ることを目指す皆さんにとって、TA制度は研究や生活の資金を得る手段であるだけでなく、貴重な教育 トレーニングの機会となるでしょう。また、大学院生特別経費補助制度など、海外でのフィールドワークや研 究発表に対して資金援助を得る機会も用意されています。

大阪市立大学は杉本キャンパスの近隣に留学生寮を保有しています。また、当研究科に在籍する皆さんは大阪 府など地方公共団体が運営する学生寮に応募することもできます。