少人数教育

学部の最大の特徴は少人数教育です。経済学部に入学する皆さんは、1年次の前期にまず「基礎演習」を履修し、文献講読や小論文作成、プレゼンテーション、少人数での討論の方法を学びます。さらに、1年次後期または2年次前期には「イノベーティブ・ワークショップ(課題探求演習)」を通じて、現代社会が目下直面している問題への解決策を集団で探求し、2年次後期の「論文演習」では、各自が立てたテーマに関する調査・考察結果を学術論文の形式でまとめる「修了論文」を執筆することになります。「キャリア形成ゼミ」では、現役の社会人=「プロの視点」からの課題を調査・研究し、発表する実践的スキルの獲得に挑みます。

 

3年次からは「専門演習」に所属し、同じ分野に興味をもつ他の学生と継続して勉強を続けます。さらに、担当教員の指導を受けながら自らテーマを選び、卒業論文を作成していきます。この卒論の審査では、複数の教員がチェックし、優秀な卒論は、卒業時に表彰されます。専門演習は企業見学やゼミ合宿など、教室外での多様な学習の機会にもなっています。経済学部のゼミ間交流を目的とする「インター・ゼミ」も開催しております。

 

このような1年次から卒業まで一貫した少人数教育を可能にしているのは、教員1人当たり学生数が8人という全国的にも恵まれた教員・学生比率です。私たちは、市大経済学部に学ぶ皆さんが少人数の演習を通じて共に学び、大いに議論する機会をもってもらいたいと考えています。