2009年9月26日 経済地理学会全国大会シンポジウム
地域政策の分岐点-21世紀の地域政策のあり方をめぐって-
【日 時】 2009年9月26日(土) 13:00~17:00
【会 場】 大阪市立大学 学術情報総合センター10階・大会議室
(〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138)
【参加費等】 参加登録不要、大会参加費:1000円(学生・院生:500円)
【主催】経済地理学会(大会開催校:大阪市立大学)
【趣 旨】
本シンポジウムの目的は、加速する国内外の社会情勢変化のなかで分岐点にある地域政策について議論を行うことにあります。 2008年、政府は国土形成計画(全国計画)の閣議決定を行いました。1990年代後半以降、これまでの伝統的地域政策は構造改革・地方分権を機軸とする市場型地域政策へ大きくシフトしましたが、同計画では「広域ブロックが独自の発展を遂げ・・・、国土の均衡ある発展にも寄与する」と再度「均衡発展論」へと回帰したかにみえます。この閣議決定とほぼ同時期に、総理府は「定住自立圏構想研究会」報告書(2008)を公表。ここでは少子高齢化・厳しい財政状況の下、「すべての市町にフルセットの生活機能を整備することは困難」として、「集約とネットワーク」の視点から地方にかかわる政策を再構成すべきと提言しています。 本シンポジウムは、政府による地域政策再編を見据えつつ、現場の地域経済が地域政策とどのように呼応し、あるいは齟齬があるのかについて、具体例を踏まえながら議論を行い、次世代の地域政策のあり方を展望しようとするものであります。
【報告者・報告テーマ】
高山正樹(大阪大学)「均衡発展政策から地域再生の地域政策への課題」
秋山道雄(滋賀県立大学)「多様化と構造転換のなかの地域政策」
山﨑 朗(中央大学)「人口減少時代の地域政策」
【全国大会全体の詳細】
経済地理学会の大会案内をご参照ください。
【お問い合わせ】
鈴木洋太郎(大阪市立大学)(〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138,大阪市立大学商学部,電話:06-6605-2223,e-mail:suzuki@bus.osaka-cu.ac.jp) または
長尾謙吉(大阪市立大学)(〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138,大阪市立大学経済学部,電話:06-6605-2287,e-mail:nagao@econ.osaka-cu.ac.jp) まで。