■4年一貫の演習と論文指導が育む学士力
〜 2段階サイクルの少人数演習、経済学の体系的教育、的確な能力判定 による、
プラクティカル・エコノミストの育成

[論文採点表について]

[論文採点表の意義]
大学教育推進プログラムへの応募に際して,各年次の演習型授業で課される論文の成績を教員が公正に評価し、学生自身が次の論文の改善策や目標を考えるのをうながすべく、採点項目を学生にも事前に公開する論文採点基準表を作成しました.この点は,プログラムの審査において特に優れている点として「6S+1Aというわかりやすい形で目標を提示し,レーダーチャートや採点基準表(論文採点表のこと)など,その測定にも工夫がみられる.」と評価されました.作成に際しては,下に挙げた論文作成の際に特に参考になる文献を参考にし,多くの分野で共通に使用できる論文評価の最大公約数をめざしました.学生の皆さんは,これらの参考文献も参照しながら,よりよい論文の作成を目指して下さい.

[論文採点表の採点者の使用法]
1)それぞれの項目を0〜4の5段階で評価.採点基準は以下の通りです.0:大学入学レベルをクリアしていない。1:大学生として極めて不十分、2:大学生として不十分、3:大学生として合格レベル、4:学術論文レベル.
2)論文種別に応じて,当該の欄にある乗数を1)の評価点に乗じ,素点欄に記入します.
3)素点を合計し(A)欄に記入します.卒論以外では,これが論文評価点になります.
4)卒論の場合は,さらに専門性の評価を(B)欄に記入します.(A)素点合計と(B)専門性評価点の平均を卒論評価点とします.

[注意点]
「問題解決の明確さと貢献度」は,提示された問題が大枠として解決されているかを問題にするのにたいして,「根拠の展開・提示法の妥当性」では問題を解決するために提示された根拠を子細に検討するもので,そのために別項目としました.したがって,大枠では問題に解決に至っているが,根拠の展開は不十分な場合もあり得ますし,根拠の提示は正しいにもかかわらず,著者が問題解決に至っていないと錯誤した場合,その逆になることもあり得ます.

[参考文献]
大阪市立大学経済学部「卒業論文の書き方」経済学雑誌別冊講義資料(後期刊行)掲載
木下是雄(1994)『レポートの組み立て方』筑摩書房
酒井聡樹(2007)『これからレポート・卒論を書く若者のために』共立出版
戸田山和久(2002)「ここだけのインサイダー情報:論文の評価基準」(『論文の教室:レポートから卒論まで』日本放送出版協会、付録C)
長谷川淳一「卒業論文の書き方:実例から学ぶ」経済学雑誌卒業論文特集号